2019年11月– date –
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古事記|17代履中天皇①|墨江中王の反乱
【履中天皇の宮・后妃皇子女】 現代語 仁徳天皇の子の伊邪本和氣命(いざほわけのみこと)は伊波禮之若櫻宮(いはれのわかさくらのみや)を都として、天下を治めました。 天皇が葛城之曾都毘古(かづらきのそつびこ)の子の葦田宿禰(あしだのすくね)の娘... -
古事記|17代履中天皇②|水齒別命の活躍-近つ飛鳥と遠つ飛鳥-
【水齒別命の活躍】 現代語 そこへ、2番目の弟の水齒別命(みづはわけのみこと)が会いに来ましたが、天皇は警戒しています。 「私は、あなたが墨江中王(すみのえのなかつみこ)と同じことを考えているのではないかと疑っている。だから、会って話はしな... -
古事記|18代反正天皇|
【反正天皇の宮・后妃皇子女】 現代語 履中天皇の弟の水齒別命(みづはわけのみこと)は多治比之柴垣宮(たぢひのしばかきのみやに都を定めて、天下を治めました。 天皇の身長は九尺二寸半(3m50cm)で、齒の長さは一寸(3cm)で幅は二分(8mm)で... -
古事記|19代允恭天皇①|氏姓を正す
【允恭天皇の宮・后妃皇子女】 現代語 18代反正天皇の弟の男淺津間若子宿禰命(をあさづまわくごのすくねのみこと)は遠飛鳥宮(とほつあすかのみや)に都を定めて、天下を治めました。 天皇が意富本杼王(おほほどのみこ)の妹の忍坂之大中津比賣命(おし... -
古事記|19代允恭天皇②|皇太子と妹の、禁断の恋、、、
【木梨之輕太子と輕大郎女との恋】 現代語 天皇が崩御された後、木梨之輕太子(きなしのかるのひつぎのみこ)は、皇位にお就きになられると決められていましたが、まだ即位される前に、伊呂妹(いろも、同母の妹)の輕大郎女に禁断の恋をして詠んだ歌、 山... -
古事記|20代安康天皇①|天皇、暗殺される
【安康天皇の宮・后妃皇子女】 現代語 允恭天皇の御子の穴穗御子(あなほのみこ)は、石上之穴穗宮(いそのかみのあなほのみや)に都を定めて、天下を治めました。 原文 御子、穴穗御子、坐石上之穴穗宮、治天下也。 簡単な解説 石上之穴穗宮 奈良県天理市... -
古事記|20代安康天皇②|大長谷王という男、狂暴につき、、、
【目弱王の最期】 現代語 安康天皇が暗殺された時、弟の大長谷王子(おほはつせのみこ)は、まだ少年であったが、事件を聞いて激怒し、兄の黒日子王(くろひこのみこ)の家に行き、 「兄さん!人が天皇を殺したよ!どうする?」 と尋ねた。 しかし、黒日子... -
古事記|20代安康天皇③|市辺忍歯王の悲劇
【市邊之忍齒王の暗殺】 現代語 その後のこと。淡海国の佐佐紀山君(ささきのやまのきみ)の祖の韓帒(からふくろ)が、 「淡海の久多綿の蚊屋野(くたわたのかやの)には鹿がたくさんいます。鹿の立つ足は荻原(すすきはら)のように細くスッとしていて、... -
古事記|21代雄略天皇①|長谷朝倉宮と后妃皇子女
【雄略天皇の宮・后妃皇子女】 現代語 大長谷若建命(おほはつせわかかけるのみこと)は、長谷朝倉宮(はつせのあさくらのみ)を都として、天下を治められました。 天皇は大日下王(おほくさかのみこ)の妹の若日下部王(わかくさかべのひめみこ)を娶られ... -
古事記|21代雄略天皇②|80年間待った乙女
【引田部の赤猪子】 現代語 またある時、天皇が出かけられ、美和河(みわのかは)にお着きになられた時、洗濯をしている乙女がいました。 その子は大変美人だったので、天皇が 「そなたは誰の子か?」 と尋ねられると、 「私は引田部の赤猪子(あかゐこ)...
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