大国主神– category –
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古事記|大国主命①|稲羽の素兎(因幡のしろうさぎ)
時は流れて、大国主神のお話です。 この大国主神には八十神(やそがみ=たくさん)の兄弟がいましたが、その兄弟たちは、それぞれ治めていた国をすべて大国主神に譲りました。 今から、そのわけをお話します。 【稲羽の素兎】 現代語 稲羽の国に、たいそう... -
古事記|大国主神②|八十神に殺されるぅ!
【神産巣日神が助ける】 現代語 さて、八十神は八上比賣に求婚しました。しかし八上比賣は、 私はあなた方の言うことは聞き入れません。私は大穴牟遅神に嫁ぎます。 と、その求婚を断るだけでなく、大穴牟遅神に嫁ぐと言い出しました。兎の予言の通りです... -
古事記|大国主神③|根の国と須世理比売
【須勢理比売との出会い】 現代語 そこで、言われた通りに須佐之男大神の所にやって来ると、その娘の須勢理比賣(スセリビメ)が出てきました。 二人は一目見て恋に落ち、すぐに交ぐわいました。 そして父の須佐之男大神に 父上。とても立派な神が来られま... -
古事記|大国主神④|根の国からの旅立ち
【須佐之男命の後継者】 現代語 眠りふけった大神を見た大穴牟遅神は、 ついに、この時がやってきた! 大穴牟遅神は、はやる心を押さえつつ、寝ている大神の髪を広間の垂木に結びつけ、大きな岩で広間の戸をふさぎます。 そして、妻の須勢理比賣を背負い、... -
古事記|大国主神⑤|恋の歌(神語り)
【沼河比賣との恋】 現代語 八千矛神(ヤチホコの神=大国主神)が、高志国(こしのくに)の沼河比賣(ヌナカハヒメ)と結婚しようとして、沼河比賣の家に着いた時に歌を詠みました。 八千矛の神は 八嶋国で妻を求められず 遠い遠い越国 賢い女がい... -
古事記|大国主神⑥|大国主神の系譜
【大国主の系譜】 現代語 大国主神が胸形奥津宮におられる神の多紀理比賣命(タギリビメの命)を娶って生んだ子は、 兄が阿遲鉏高日子根神(アヂスキタカヒコネの神)。 妹の高比賣命(タカヒメの命)です。 亦の名を下光比賣命(シモテルヒメの命)といい... -
古事記|大国主神⑦|国造り。少彦名命と御諸山の神
【少彦名神の登場】 現代語 大国主神神が出雲の御大之御前(みほのみさき)におられたとき、白波の中から天之羅摩船(あめのかがみぶね)に乗って、蛾蝶の皮で作った衣をまとった神がやって来きました。 お名前を尋ねましたが、答えてくれません。お供の神... -
古事記|大国主神⑧|大年神の系譜
【大年神の系譜】 現代語 大年神(オホトシの神)が、神活須比神(カムイクスビの神)の娘の伊怒比賣(イノヒメ)を娶って生んだ子は、 大国御魂神(オホクニミタマの神)。 次に韓神(カラの神)。 次に曾富理神(ソホリの神)。 次に白日神(シラヒの神...
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