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6代 孝安天皇(こうあん)
現代語
大倭帶日子國押人命(オホヤマトタラシヒコクニオシヒトの命)は葛城の室の秋津嶋宮(あきづしまのみや)に都を定めて、天下を治められました。
天皇が姪の忍鹿比賣命(オシカヒメの命)を娶って生まれた子は、
- 大吉備諸進命(オホキビノモロススミの命)
- 大倭根子日子賦斗邇命(オホヤマトネコヒコフトニの命)
次男の大倭根子日子賦斗邇命が、次の天下を治められました。
天皇は123歳でお亡くなりになり、御陵は玉手岡(たまてのをか)の上にあります。
原文
大倭帶日子國押人命、坐葛城室之秋津嶋宮、治天下也。此天皇、娶姪忍鹿比賣命、生御子、大吉備諸進命、次大倭根子日子賦斗邇命。二柱。自賦下三字以音。故、大倭根子日子賦斗邇命者、治天下也。天皇御年、壹佰貳拾參歲、御陵在玉手岡上也。
簡単な解説
秋津嶋宮(あきづしまのみや)
奈良県御所市大字室の八幡宮の境内に宮跡の石碑があります。
玉手岡(たまてのをか)の上
奈良県御所市大字玉手。ラグビーで有名な御所実業高校の東にあります。
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