天照大御神と須佐之男命⑦|櫛稲田比売との結婚

2019年9月4日

スポンサーリンク

八雲立つ、、、

現代語

このようにして八岐大蛇を退治した須佐之男命は、宮を造る地を出雲国で探し、ある場所に着いたところで、

Left Caption
うん。ここは、心が清々(すがすが)しくなって気持ちがいい所だぞ。

とおっしゃられ、その地に宮殿を造って住むことにしました。というようなことから、この地を今、須賀(すが)といいます。

 

須佐之男命の大神が、初めて須賀宮をお造りになられた時に、その地から雲が立ちのぼりました。そこで歌を作って詠まれました。

八雲(やくも)たつ 出雲(いづも)八重垣(やへがき) 妻(つま)ごみに 八重垣つくる その八重垣を

そして、足名椎神を呼んで、

Left Caption
おまえを、我が宮の首長に任ずる。

とおっしゃられ、稲田宮主須賀之八耳神(イナダノミヤヌシ スガノヤツミミの神)と名付けられました。

原本

故是以、其速須佐之男命、宮可造作之地、求出雲國、爾到坐須賀此二字以音、下效此地而詔之「吾來此地、我御心須賀須賀斯而。」其地作宮坐、故其地者於今云須賀也。茲大神、初作須賀宮之時、自其地雲立騰、爾作御歌、其歌曰、

夜久毛多都 伊豆毛夜幣賀岐 都麻碁微爾 夜幣賀岐都久流 曾能夜幣賀岐袁

於是喚其足名椎神、告言「汝者、任我宮之首。」且負名號稻田宮主須賀之八耳神。

簡単な解説

日本で初めての宮

地名が出てくるとどうしても気になってしまいません?

我が国はじめての「宮」があった場所「須賀」ってどこにあるのでしょう。

雲南市大東町須賀に「須賀神社」という神社がありまして、この社地が「須賀の宮」だったとされています。

なので須賀神社は「日本初之宮」と称されているようです。

日本で初めての和歌

八雲たつ・・・の和歌が、日本で初めて詠まれた和歌とされています。

その解説は、、、私には難しいので、、、やめときます。

須佐之男命の系譜

現代語

須佐之男命が櫛名田比賣と結婚して、

  • 八嶋士奴美神(ヤシマジヌミの神)

が生まれました。

さらに須佐之男命が、大山津見神の娘の神大市比賣(カムオホイチヒメ)を娶って生まれた子は、

  • 大年神(オホトシの神)
  • 宇迦之御魂神(ウカノミタマの神)

の二柱です。

長男の八嶋士奴美神が、大山津見神の娘の木花知流此比賣(コノハナノチルヒメ)を娶って生まれた子は、

  • 布波能母遅久奴須奴神(フハノモヂクヌスヌの神)。

この神が淤迦美神(オカミの神)の娘の日河比賣(ヒカハヒメ)を娶って生まれた子は、

  • 深淵之水夜禮花神(フカブチノミヅヤレハナの神)。

この神が天之都度閇知泥神(アメノツドヘチネの神)を娶って生まれた子は、

  • 淤美豆奴神此神(オミヅヌの神)。

この神が布怒豆怒神(フノヅノの神)の娘の布帝耳神(フテミミの神)を娶って生まれた子は、

  • 天之冬衣神(アメノフユキヌの神)。

そして、この布怒豆怒神が刺国大神(サシクニオホの神)の娘の刺国若比賣(サシクニワカヒメ)を娶って生まれた子が、

  • ここからの主役大国主神(オホクニヌシの神)」です。

この大国主神の亦の名は、

  • 大穴牟遲神(オホナムヂの神)、
  • 葦原色許男神(アシハラシコヲの神)、
  • 八千矛神(ヤチホコの神)、
  • 宇都志国玉神(ウツシクニタマの神)

と、五つの名前があります。

原本

故、其櫛名田比賣以、久美度邇起而、所生神名、謂八嶋士奴美神。自士下三字以音、下效此。又娶大山津見神之女、名神大市比賣、生子、大年神、次宇迦之御魂神。二柱。宇迦二字以音。

兄八嶋士奴美神、娶大山津見神之女・名木花知流此二字以音比賣、生子、布波能母遲久奴須奴神。此神、娶淤迦美神之女・名日河比賣、生子、深淵之水夜禮花神。夜禮二字以音。此神、娶天之都度閇知泥上神自都下五字以音生子、淤美豆奴神。此神名以音。此神、娶布怒豆怒神此神名以音之女・名布帝耳上神布帝二字以音生子、天之冬衣神。此神、娶刺國大上神之女・名刺國若比賣、生子、大國主神・亦名謂大穴牟遲神牟遲二字以音・亦名謂葦原色許男神色許二字以音・亦名謂八千矛神・亦名謂宇都志國玉神宇都志三字以音、幷有五名。

簡単な解説

須佐之男命の系譜が記されています。多くの神様の名前が列記されていますが、覚えておいて欲しい神様は、次の3柱の神々です。

大年神(おおとしのかみ

大年神は、穀物を司る神です。御子に御年神、孫に若年神がおり、三柱とも穀物の神としての神格を持っています。

また、比叡山や松尾大社の祭神である「大山咋神」も、この大年神の御子です。

大年神の系譜には、重要な神がたくさんいらっしゃいますが、それはまた別の段に記載されていますので、そちらで。

宇迦之御魂神

お稲荷さんで有名な伏見稲荷大社の主祭神で、食物・穀物を司る神です。この後も出てこないので、男女の性別はわかりません。

日本書紀では、「倉稲魂神」(うかのみたま)。同じ神とされています。

大国主神

さあ、これから先の主役である大国主神が登場しました。須佐之男命の6世代あとになります。

上記系譜は、基本的に大国主神に至る経緯が記されています。

しかしその中で、大国主神に繋がらない大年神と宇迦之御魂神だけが特異な存在と感じました。どうしても記しておきたかったから?その理由は分かりません。

スポンサーリンク