第五段 一書(7)(8)|三段斬り・五段斬り!

2020年6月29日

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第五段 一書(7)三段斬り

ある書では、このように伝えられています。

伊弉諾尊は、劒を抜いて軻遇突智(かぐつち)を三段に斬られました。その一つは雷神(いかづちのかみ)となり、一つは大山祇神(おほやまつみのかみ)となり、一つは高龗(たかおかみ、水の神)となりました。

また、ある話では、

伊弉諾尊が軻遇突智をお斬りになられました時に、激しく散った血が、天八十河中(あめのやそのかはら)の五百箇磐石(いほつのいは)に付いて生まれた神は、磐裂神。次に根裂神、その子は磐筒男神(いはつつのをのかみ)。次に磐筒女神(いはつつのめのかみ)、その子は経津主神(ふつぬしのかみ)とおっしゃいます。

ともいいます。

 原文

一書曰、伊弉諾尊、拔劒斬軻遇突智、爲三段。其一段是爲雷神、一段是爲大山祇神、一段是爲高龗。又曰、斬軻遇突智時、其血激越、染於天八十河中所在五百箇磐石、而因化成神、號曰磐裂神。次根裂神、兒磐筒男神。次磐筒女神、兒經津主神。

 かんたん解説

特にございません。

第五段 一書(8)五段斬り

ある書では、このように伝えられています。

伊弉諾尊は軻遇突智命を五段に斬られました。それらは五山祇(いつはしらのやまつみ)となりました。

一つ目は首(かしら)が大山祇となり、

二つ目は身中(むくろ=体)が中山祇となり、

三つ目は手が麓山祇(はやまつみ)となり、

四つ目は腰が正勝山祇(まさかつやまつみ)となり、

五つ目は足が䨄山祇(しぎやまつみ)となりました。

この時、血が激しく飛び散って、石礫・樹・草に付きました。これが、草・木・沙石が火を含んでいる由縁です。

 原文

一書曰、伊弉諾尊、斬軻遇突智命、爲五段。此各化成五山祇。一則首、化爲大山祇。二則身中、化爲中山祇。三則手、化爲麓山祇。四則腰、化爲正勝山祇。五則足、化爲䨄山祇。是時、斬血激灑、染於石礫・樹草。此草木沙石自含火之緣也。

 かんたん解説

草・木・沙・石が火を含んでいるとは、「これらで火を起こすことができる」という意味でしょう。

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